暁斎塾 オプション企画

          「手描きの扇子・団扇の体験ワークショップ」

講 師 :園田美穂子先生

日 程 :令和元年76日(土)15時~17
場 所 :蕨市・スペース暁斎にて

参加者 :暁斎塾メンバー+一般参加者7名

 


 

暁斎塾オプション企画として、今回、初めて手書きの扇子、団扇のワークショップを試みました。園田美穂子先生の優しいご指導のお蔭でそれぞれ個性あふれる楽しい作品ができあがりました。皆さんに感想を聞いてみますと絵を描くのは本当に久しぶりとのこと。なにか子供時代の図工の時間のように無言で集中して取り組んでいました。今回のテーマが「暁斎が大好きだったカエル」なので暁斎の蛙に色々な思いをめぐらせながら筆を走らせていました。「暁斎」といったらユーモア。なんと、みなさんの作品の中にユーモアーが溢れていました。この夏はオリジナル扇子がきっと活躍するでしょう!程よく暑いといいですね。

                                                              レポート:暁斎塾Y.S/写真:A.K


 

参加者の声

★最初は恐る恐る使っていた筆も慣れ始めると没頭し、先生のポイントを絞ったご指導により全員ゴール出来ました。難しいのは筆に含ませる墨の量、かなり切らないとにじんでしまいます。最低限、墨と筆と色紙でもあれば出来るので夏休みの宿題がてら子供達と自宅でチャレンジしたいと思います。--K.S--

 

★筆使いや墨の濃さ加減は、先生から教えられ、見よう見まねでやりましたが、なかなか難しく…。ただ、暁斎の大好きなカエルの絵が見本だったので、なんだか子供時代にカエル気持ちで筆を進められました。当日参加してくれた絵の大好きな友人二人も、オリジナリティあふれる生き生きとしたカエルを熱心に描いていました。--T.N--

 

★初のワークショップ、日本画教室有難うございました。墨の刷り方、筆の運び方とっても参考になりました。改めて自分が描いて河鍋暁斎の面白い絵が特にカエルの筋肉の付き方とか見方が変わりました。--M.N--

 

★いつもは、パソコンやボールペンで図を描いているので、筆を使うのは新鮮でした。1本の筆で、濃さや、太さの違う線を描いて表現する絵師のすごさを体感できました。--A.K--

 

★絵を描いたのはなんと中学卒業以来です。私に取って歴史的体験です。思いがけない楽しい時間でした。描き終わった後の皆さんの笑い、とても楽しいワークショップでした。--Y.S--

 


暁斎塾レポート

■日 程 :令和元年6月22日(土)14時~16時
■場 所 :蕨市・スペース暁斎にて
■参加者 :暁斎塾メンバー(さいたまART GEM BOX)

■レポート:暁斎塾・幸野哲也 (facebookより)

本日は午後2時から、2ヶ月に一回偶数月の第四土曜日に蕨眼科3階スペース・キョーサイで開催される〈暁斎塾〉(埼玉県蕨市)に参加しました。

〈暁斎塾〉は幕末から明治にかけて「画鬼」と称され八面六臂の活躍をした多才な日本絵師、河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい)について、その曾孫である河鍋楠美先生(河鍋暁斎記念美術館館長;医学...博士・蕨眼科院長)の講義を聴講し、参加者が相互に交流を深めるという場です。
今日は前回に引き続き、現在「河鍋暁斎記念美術館」において開催中の『勇の鍾馗展』に出展するとともに監修も担当されている画家の野坂稔和氏からお話を聴く機会となりました。

http://kyosai-museum.jp/hp/tenji_genzai.html

野坂氏は〈河鍋暁斎〉に心底惚れ込まれ、その生きざまはもちろんのこと、その技法も深く研究されています。今日は、その暁斎の技法(描こうとする対象の骨格から描き上げる『着服画法』)に則って自ら取り組んで描き上げられた「鍾馗像」について下絵から彩色などのご苦労話を含め、大変貴重なお話を聴くことができました。

野坂先生の'暁斎愛'は半端ないです!ジョサイア・コンドルの「河鍋暁斎」(岩波書店)を常に持ち歩いておられるそうで、起きてから寝るまで頭の中は〈キョーサイ〉なんでしょうね。
間近にその文庫本を見ましたが、手あかで使い込まれている様子がひしひしと伝わってきました。

「暁斎先生の技法を復活させたい!」という野坂先生の叫びが心に響きました。

また野坂先生のお話を聴きたいと思いながら帰途につきました。


暁斎塾レポート

■日 程 :平成31年4月27日(土)14時~16時
■場 所 :蕨市・スペース暁斎にて
■参加者 :暁斎塾メンバー(さいたまART GEM BOX)

■レポート:暁斎塾・幸野哲也 (facebookより)

 

 本日は16,7名の参加があり、大変盛り上がりました。

「自分の目を肥やすこと、写真もいいけど、やはり本物を見なければ分からない。暁斎の画を見れば歴史、しかも歴史の裏側が分かる。是非本物を見てほしい」

 

埼玉県蕨市の河鍋暁斎記念美術館館長、河鍋楠美先生の持論です;本日午後14時から、先生が院長を務める〈蕨眼科〉3階のスペース暁斎において開催された定例の『暁斎塾』において、...改めて強調されました。

「本物を見なければ、描かれた本当の色彩や線の細やかさなどが分からない」のは、実際に美術館に足を運び鑑賞する機会を重ねる毎に、私自身本当に実感します
そして、先生の言われる「暁斎の画を見れば、歴史の裏が分かる」というのは、幕末から明治という激動の時代にあって冷静に社会を観察し、その思いを表現した画には、暁斎の強烈なバランス感覚を読み取ることができ、歴史は一面だけではないということを意味しているのではないかと、自分なりに解釈しています

 

なお、今回の暁斎塾では最初に、河鍋暁斎に強い影響を受けた新進気鋭の若手画家、野坂稔和氏による『画家の視点から見る暁斎』と題するプレゼンがありました暁斎の生き様からいかに暁斎から影響を受け、暁斎を100%とするならば、自分はその6%位のレベルにしかないと語る野坂氏ですが、そこはプロの画家。現在、20件ほどの依頼を抱えているそうです!

参考に同氏の絵が掲載されている雑誌を拝見しましたが、暁斎ばりでした。

 

5月1日から新たな展示が始まる河鍋暁斎記念美術館の第3展示室で、同氏を含む世界各国選りすぐりのアーティストのグループ展示(『勇の鐘馗(いさみのしょうき)展』があるそうですから、行ってみようと思います。

 

いずれにせよ、私にとって多才な河鍋暁斎は奥が深く、興味が尽きません