暁斎カフェ・コラム

講演会「新発見!《日課菅公》を語る」 

 

日時 2018年12月1日(土)開場14時

場所 湯島天満宮『梅香殿2階「会議室」

主催 公益財団邦人河鍋暁斎記念美術館

記念講話:押見守康様(湯島天満遇宮宮司)

     河鍋楠美(当館館長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日14時半から、東京・湯島の湯島天満宮梅香殿2階において「河鍋暁斎記念美術館」(埼玉県蕨市)主催の「新発見!《日課菅公》を語る」と題する講演会があり、押見守康宮司と河鍋楠美館長による記念講話を聴講しました。

 なぜ湯島天満宮と河鍋暁斎がつながるのか、初心者の私にはよくわかりませんでしたが、今日の講話で大変な縁があるというこ...とを深く理解しました。

河鍋家所蔵の「天満宮 御神影領収簿」に湯島神社社務所が発行した、御神影の'領収証'があったことから、湯島天満宮に河鍋暁斎が描いた菅原道真公の画があるはず、探してほしいと河鍋楠美先生が押見宮司に手紙を送られ、同宮司も徹底的な神社内の捜索を指示。その結果、今般、湯島天満宮において暁斎筆の「日課菅公」が24枚発見されたもので、指示された押見宮司も大変驚いたとのことでした。

楠美先生によれば、「日課菅公」は全部で100枚あるはずなので、まだまだどこかにあるはずということで、今後も探していきたいと力強く語っておられたのが印象的でした。

それにしても、河鍋暁斎の作品はホント散逸しているので、今後もどこでどんなものが出てくるのか、(不謹慎ですが)ある意味楽しみですよね。

なお、来年2月6日から3月31日まで、六本木のサントリー美術館で「河鍋暁斎その手に描けぬものなし」という展示会があります!見逃せませんね。

                                   H30.12.1 暁斎塾 幸野哲也

 


2018年11月10日(土)

18:30開演/蕨市民会館
坂田明率いる渡来塵×智内威雄(左手のピアニス)ト×河鍋暁斎(絵師)

プログラムは3部構成でした。
一部は智内さんのピアノソロでした。会場のお客様の雰囲気をみて曲を変更なされ、クラシックライブそのものでした。何度か聴かせていただいていますが、左手だけとはおもわれない演奏で、いつも感心してしまいます。バッハのシャコンヌのダイナミックさは信じがたいほどの演奏でした。お隣のお客様に「すごいですね」と声かけられました。
二部は暁斎の映像『酒呑み童子」とそれに併せた坂田さんと智内さん、語りはデザイナーの桧山カツノリさんのコラボレーションでした。今回は坂田さんは演奏に徹していましたが、最後の叫びがあり、やっぱり坂田さんならではとクスッと笑ってしまいました。

三部は坂田さん率いる「渡来塵」グループ名の由来のお話から噴き出してしまいました。曲ごとに坂田さんらしい曲の解説で笑いを誘い楽しかったです。
①dance,
②Look at me(なんと坂田さんの研究対象のミジンコの叫びだそうです。)
➂音戸の舟唄(ご自分の故郷、広島県の民謡)。歌を歌われるのですが、迫力炸裂。すごかった!
④A good for nothing(役立たず)これも坂田作曲と歌なのだが、うなずきながら大爆笑。
⑤死んだ男の残したものは(あの名曲、谷川俊太郎さんと武満徹さんの名コンビの楽曲。それを坂田さんが歌うとさらに心に突き刺さる。鳥肌ものでした。)
⑥ひまわり(ヘンリーマシーンの映画主題曲、あの恐ろしいチェリノブエリのお話などされました。

1時間にわたる白熱演奏。坂田さんのアルトサックスの音色は実に美しい!
坂田さんと暁斎。なにか通じるところがあると感じました。
 
                                                    by 暁斎塾 y.s


北斎と暁斎・その娘応為と暁翠 -画家の父娘の物語-平成30年3月25日

今年に入って北斎の応為のことがメディアを賑わしている。応為」の画号は、北斎が娘を「オーイ、オーイ」と呼んだので、それをそのまま号としたのだそうだ。応為の作品数があまりに少なすぎることから、「北斎作」とされる作品の中にも、実際は応為の代筆とする作品が相当数あるという意見が取りざたされている。そこで、今回のくるるでのシンポジウムはその辺を「北斎娘・応為栄女集」を出版され、テレビ出演でもよくお出になられていたた久保田一洋先生、また、その辺を踏まえての北斎の作品と人となりを語ってくださる安村敏信先生、暁翠の孫であられる河鍋楠美館長、この三者の忌憚のないお話がとても面白かった。特に久保田先生は北斎の作品と応為が代筆されたという作品の検証、メディアではおそらく語られないことを大変細部にわたってのお話くださり、興味深く拝聴した。


 

暁斎塾 Y.S


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暁斎筆「新富座妖怪引幕」 401.0×1704.0㎝
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館所蔵

 

蕨市民音楽祭会場、駅前のメイン会場に取り付けられた、4メートル×17メートル、この巨大引幕。これをなんと4時間で暁斎は書き上げたというから、凄い!さらに、当時の名役者を妖怪仕立てで描いても誰からもクレームが来ないというのは、相当なもんだ。暁斎と役者たちとの間に信頼関係があるからだろう。現在、活躍している曾、曾、曾孫か知らないが、是非、見てもらいたいものだなぁ!兎に角、圧倒される。普段は早稲田大学坪内博士記念演劇博物館に大事にしまわれているので、容易には見ることができなかったが、河鍋暁斎記念美術館でそのレプリカを作ってくださったのでこうして目にすることができる。とてもありがたい。

 

2017.10 暁斎塾 y.s

 


これぞ暁斎!美術館「えき」KYOTO

 

今日は台風後の京都へ出張でした、早く仕事が上がれたらと狙っていましたが閉館30分前になんとか入館。

渋谷Bunkamuraの時と同様にカラス、カエル、猫、ナマズ、虎等の動物達に癒されました^ ^

それにしても地獄太夫の美人画と踊る一休と三味線弾く骸骨という一見バラバラだけど絶妙な組み合わせってどうやって発案されるのでしょうか。。。

 

 

2017.7.5 暁斎塾K.S


これぞ暁斎!

ゴールドマンコレクション

「世界が認めたその画力! 

 

暁斎塾のメンバーと鑑賞に出かけました。若者がとても多く、びっくりしました。暁斎大好きなイスラエル・ゴールドマンさんのコレクション。個人のコレクションで展覧会ができてしまうのもすごい。

 

1章「万国飛」世界を飛び回った鴉たち

   カラスが一堂会しての展示は初めてです。

   暁斎の墨の技、満載。

 2章「躍動するいのち」動物たちの世界

   とにかく愛くるしい動物が多かった。兎に角、動物

   たちの表情が豊か。ずっと見ていても飽きない。

 3章「幕末明治」転換期のざわめきとにぎわい。

   暁斎が風刺が効いていてどの絵にも意味があると思

   うと奥が深い。  

 4章「戯れる」福と笑いをもたらす守り神 

  鍾馗様の迫力、鬼を寄せ付けない迫力ある顔。 

  筆一本、すごい画力。

 

5章「百鬼繚乱」異界への誘い

  このコーナーも楽しかった。地獄太夫と一休さんのツーショット。一休の下心が見え隠れして楽しい。しかし地獄太夫

  の着物の柄、とても手が込んでいる。目を凝らしてみるとその絵がらのなかにも物語が潜んでいる。暁斎らしい。

  百鬼繚乱。化け物絵巻も楽しかった。もちろん妖怪の屏風。迫力あった。妖怪にしても骸骨にしても兎に角、芸が細か

  い。ひとコマ取ってもト書きがつけられるほどだ。

  幽霊の絵も下絵が並んでおり面白かった。暁斎の絵の表現が深いというわけが良く理解できた。

 6章「祈る」仏と神仙、先人への尊崇

  達磨がいくつか並んでいたが、その表情がどれも違う。何か意としているものが覗える。

 

番外編 笑う--人間と性

  春画もあったがなぜか暁斎の絵はカラッとしていていやらしさがない。不思議。目を背けるどころか目を凝らして見て

  しまう。そして笑ってしまう。とても健康的だ。まさしく「人間の性」だが、「人間の生」とも捉えることができる。

多くはユモアー作品がたっぷりの展覧会。プライスさんも楽しい人に違いない。とても楽しい展覧会だった。


2017.3.26暁斎シンポジウムより

先日、河鍋暁斎(江戸〜明治にかけて活躍した浮世絵師)、のシンポジウム、小説家・京極夏彦氏の基調講演、「京極夏彦氏が語る暁斎の魅力」に参加。京極先生のお話、とても分かりやすくまだまだミステリアスな暁斎の作品の数々に興味を注がれる素晴らしいトークでした。「人間には天才はいない」という京極氏。

あえていうなら二つのものを掛け合わせ一つの新しい世界を作り上げる、特に課題+自分の眼、(昔は課題を与えられたらその通りに描かないとダメだった)+(観察力-透察力-視点)を瞬時に重ねてデータ化し、アウトプットを出せる点において暁斎はたけていたと。

その+αがあったのは、暁斎が時間さえあれば、惜しみなくそしてこだわりなく写生して描いて描き続けた柔軟性、描いてくれと頼まれたらどんな庶民にも惜しみなく描いた経験値、描く事への執念、そんなこんなの努力があってこそだと。プラスαの力は何人でも何においても自分の努力で生み出せ!とお叱りを受けたようでもありました。

◯+◯⁉︎ そう思うとピコ太郎のペン+パイナップルは一番シンプルに☝️のアイデアを表してるが故に世界でうけ入れられた⁉︎ ...なんて思いもしました。

京極夏彦箸の作品にも時間取れたら、特にレンガ本と言われる超長文作に挑戦してみたくなりました。

暁斎塾 M.I